版画家・野田哲也
tetsuya noda

野田哲也



版画家
ぼくは日頃のできごとをテーマに「日記」というタイトルで作品をつくっています。日頃のできごとといっても徒然なるままに自分の身のまわりのことばかりですから、他の方々にどれほど共感もっていただけるか分かりませんが、同じ人間として、ぼくもそう違った日常を送っているわけではありませんので、中にはどなたか共感をもっていただける方もいるのかな?と思ったりしています。
 今回出品させていただきました作品のひとつは友人から送られてきたカボチャです。しかし、箱には「西瓜」(スイカ)と書いてありますから、見る人の中には少し戸惑う人もいるようです。 また、書類を持った自画像は、長い間勤務した大学の学部長からいただいた退職勧告の通知です。大学では版画専攻の学生と何度も紙漉き旅行に行ったことがありましたが、もうひとつの作品は、その旅行途中の車内で撮った写真をもとにつくったものでした。
作品3・野田哲也 作品1・野田哲也
作品2・野田哲也
Diary:Aug.14ch'03(57.7cm × 37.7cm)左
Diary:July 10ch'02(b)(39.4cm × 70.2cm)右上
Diary:Sept.21st'06(40.7cm × 61.6cm)右下
1965年
東京芸術大学大学院絵画研究科油絵専攻修了
1968年
東京国際版画ビエンナーレ; 国際大賞
1977年
リュブリアナ国際版画ビエンナーレ; 大賞
1978年
ノルウェー国際版画ビエンナーレ; 大賞
1980年
刷られた芸術:20年間の展望(ニューヨーク近代美術館)
1987年
リュブリアナ国際版画ビエンナーレ; 名誉大賞
2003年
「野田哲也の版画」(北京、中央美術学院美術館)
2004年
「ある人生の日々:野田哲也の芸術」(サンフランシスコ、アジア美術館)
2007年
「野田哲也−日記」展 (東京芸術大学大学美術館) 
2008年
「アジアとヨーロッパの肖像」(大阪、国立国際美術館)