版画家・中林忠良
tadayoshi nakabayashi

中林忠良



大阪芸術大学教授、日本版画協会理事長
「転位−地−」シリーズは、地を版へ転位、腐蝕による定着を経たのち、再び版から紙に転位させることで、自然のリアルな有り様と自己の存在地点を提示する。同時に指示体である手漉和紙そのもの物質もありのまま表現世界へ持ち込もうとはじめたものである。 それがしだいに地の生と死の深さに囚えられ、また描くことと描かないことという銅版画の制作のしくみとからみ合って、白と黒の世界に収歛してきた。この白と黒は最近、光と闇の調和と拮抗に展開してきている。
作品1・中林忠良 作品3・中林忠良
作品2・中林忠良
転位’07-地-1(44.2cm × 34.5cm)左
転位’06-地-1(34.5cm × 44.2cm)右上
転位’07-地-2(56cm × 77cm)右下
1937年
東京に生まれる
1963年
東京芸術大学美術学部油画専攻卒業
1965年
同校大学院版画専攻修了
1975年
文化庁芸術家在外研究員としてパリ国立美術学校、ハンブルグ造形芸術大学にて研究(〜'76)
1983年
第1回中華民国国際版画ビエンナーレ展、国際大賞
1984年
第7回東ドイツ国際版画トリエンナーレ展、インターグラフィック賞
1986年
第5回ソウル国際版画ビエンナーレ展、国際大賞
1987年
第4回ヴァルナ国際版画ビエンナーレ展、銀賞
1989年
東京芸術大学美術学部教授(2005年退職)