版画家・黒崎彰
akira kurosaki

黒崎彰



版画家・日本版画協会会員
私は自然の素材が好きである。私が制作する木版画にはまず自然の水、そして木材そのままの版木、植物繊維で作られた紙、墨、竹皮でできた刷り具、馬や鹿の毛の刷毛、手で彫るさまざまなかたちの彫刻刀、その他顔料や糊材にも多くの自然素材が使われている。
これらの材料と共に作品制作ができることは、私にとって幸せ以外の何ものでもなく、またそれらがどのような表現の可能性を生み出すかを探ることに、制作上の私の興味はかかっている。
中国で生まれ朝鮮を経て日本に伝わった木版画は、豊かな歴史的、文化的背景が備わっている。永い技法の伝承に加え、自然素材と交わされた巧みな造形的工夫は、デジタル化の今日においても自らを取り戻し、かえり見るために大変重要な意味を持つのである。
作品2・黒崎彰 作品1・黒崎彰作品3・黒崎彰
黄泉の星 Stars of the Nether World(59cm × 39.5cm)左
白い河 White River(36.5cm × 51cm)右上
冬の海峡 Winter Straits(39.5cm × 59cm)右下
1937年
満州大連市に生まれる
1962年
京都工芸繊維大学工芸学部意匠工芸学科卒業
1969年
日本版画協会会員
1970年
第7回東京国際版画ビエンナーレ・文部大臣賞、東京国立近代美術館
1974年
クラコウ国際版画ビエンナーレ・4席、ポーランド
1981年
第3回ソウル国際版画ビエンナーレ・東亜大賞、韓国
1983年
バルナ国際版画ビエンナーレ・1席、ブルガリア
1983年
現代の巨匠・世界版画賞展・世界版画大賞、サンフランシスコ近代美術館、アメリカ
1993年
第1回エジプト国際版画トリエンナーレ・金賞、カイロ
2003年
第1回北京国際版画ビエンナーレ・優秀賞、中国